「夫婦がうまくいく秘訣」?
「夫婦がうまくいく秘訣」って永遠の課題で、まぁよく続いている先輩夫婦に「夫婦がうまくいく秘訣って何ですか?」って聞いてみたりしたことあるんだけど、“思いやり”とか、“趣味が一緒”とか、それぞれの答えを聞くけどいまいちピンとこなくって。でもって自分達夫婦はかれこれ28年?三組に一組が離婚するご時世、“夫婦がうまくいく秘訣”って本当のところ、何なのでしょうねぇ。
結構真剣に考えてもいつもしっくりこないこの答え。
今日は、Aliceなりに考えてみました。
相手の領域を尊重するといいのかも。
私が考える「夫婦がうまくいく秘訣」の一つとして、“領域”みたいなのがあるかもしれないですね。
ちなみに我が家というか私たち夫婦は一般の夫婦と異なり、良くも悪くも、24時間一緒!!!なのです。
これはそれなりに忍耐と許容と真剣みが必要です!24時間ですよ?友達とでも耐えられない密度ではないでしょうか。
仕事を一緒にやってるんで四六時中一緒ってこともありますが、それを好き好んで“選んだ”というわけです。
「家族」だし、好きで結婚したし、まぁ周囲の予測に反して私たち、いまだに“相思相愛”、って何十年ぶりに使った言葉だろう。
私、Aliceなどと可愛いペンネーム語ってますけど、もうしっかり半世紀も生きててですね、51歳にもなってしまいました。彼は4月で53歳になったばかり。
お互い知り合ったのは、15歳とかその辺です。そのあたりの詳しいことが興味のある方は、著書『ベンツに乗ったホームレス』でお読みください。
自称“幸せ研究家”として、これまでにも何冊か家族や夫婦の幸せについて本を書いてきましたが、最近は自分達の家族や夫婦のことだけでなく、仕事柄たくさんの夫婦や親子に出会い、この歳でいつも二人で仕事してる私たちにみなさんいろんな悩みを打ち明けてくれるようになりました。
私たちにとっては、もう過ぎ去った問題や経験ですが、“気持ちが分かる”だけに、聞いてると胸が苦しくなりますよね。
だって、みんな“うまくいきたい”のに。どうしてか、“うまくいかない”からですね。好きで結婚したとしても、年月が経てば周りの状況も変わるし、何より“自分達”が変わりますもんね。
“恋”をしていた時のドキドキ感や、相手を見ながらキラキラしている目、そんなのはいつの間にか遠い昔の思い出になってしまうという悲しい現実があります。
で、Alice夫妻はどうやって今の多分それなりに熱々な状況を維持しているかというと、そうだなぁ、正直“一言”でなんて言えないなぁ。
でも、“変わらない”何かを大切にしている気はする。- お互い。-
今日はそんな“大切にしている何か”の中の一つ、「相手の領域を尊重する」について、書いてみようかな、と思います。
ほら、子供でも一緒ですが、相手が何かに夢中になっている時、“あぁ〜もぅ、それ、絶対私がした方が早いし、私がした方が上手いし、その仕方間違ってるでしょ、”と思うことってあると思うんですよ、でもそこをグゥ〜っと我慢して、“温かく見守る”。
これ、結構大事かも。
夫婦のみならず、子供でも一緒ですが、“温かく見守る”って難しいことですね。私たちには、“口”という便利で超役に立ちつ道具がありますからね。でもこの“口”が使い方次第なんですよね。
ついつい言っちゃいけないことバンバン言っちゃいますから。
でも、口を開く前に一度“考える”癖をつけると、ほとんどの問題を避けられます。
一生懸命取り組んでいる相手を“尊重”すること。そして、もし相手が「手伝って。」と言ってきたらその時は優しくお手伝い。
みんな“アドバイス”してるつもりで外野からギャーギャー言い過ぎですから。それって“アドバイス”じゃなくて、“批判”になってますよぉ〜
一緒にしている何かをあれこれ話し合いながら二人で作業している場合は良しとして、誰かが何かをしているところに何か言うのは往々にして“批判”していることと変わりません。
まずは、“自覚”が肝心。
もしかして今私“いらんお世話”してない?と、考えてみましょう。
ほとんどの事は、“口出し無用”です。
と、Aliceは今日この頃思っております。